研究開発・プロジェクト

細胞呼吸活性測定装置 CRAS


細胞呼吸活性測定装置 CRASとは


Measurement
    〜電気化学計測技術を応用して計測


Non Traumatic
    〜形態観察と併用することでより客観的な受精卵品質評価が可能


Objective Assessment
    〜形態学的な観察よりも客観的な品質評価が可能

細胞呼吸活性測定装置(Cell Respiration Assay System:CRAS)は、電気化学計測技術を応用した精密計測システムです。マイクロプローブを走査することで、サンプルの近傍と沖合の溶存酸素の濃度勾配を電気化学的に計測し、球面拡散理論式から呼吸量を算出します。本測定で使用する測定プレートには6個の逆円錐形ウェルが施されており、連続した測定を行うことができます。
本装置では、マイクロプローブをサンプル脇に配置することで、非侵襲的に測定できます。本測定は、胚の生存性や発生能に影響は有りません。

・・・細胞呼吸活性測定装置 "CRAS-3.0"について
 
測定による品質の評価

    ※画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます
 
測定の模式図。ウェル中心に配置した受精卵の近傍を上下に走査することで、高精度で呼吸活性を測定できます。   マウス胚発生過程における呼吸量は、発生の進行と共に増加することが示されています。

※画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます   ※画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます
 

異なる培養液で培養したマウス胚盤胞期胚の細胞数と呼吸量の比較。
A社及びB社の培地では、胚盤胞の細胞数に違いはないが、呼吸量は異なります。
C社の培地では、細胞数、呼吸量とも低いという結果が得られました。
本装置は、胚の形態観察と併用することで、より厳密に胚の品質評価することができます。本装置は、家畜の移植胚の評価にも応用されています。

参考文献
Abe H and Hoshi H, J Reprod Dev. 2003 Jun;49(3):193-202.
Abe H, J Mamm Ova Res. 2007 Dec;24(3):70-78
Shiku H et al.,Anal Chem. 2001 Aug 1;73(15):3751-8